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【レポート】プラネタリウムで映画を観よう! 「スパイダーマン:スパイダーバース」


レポート by なんたまサポーター 森田三枝子

写真 by 映画祭公式カメラマン 江頭幸宏


第2回SAITAMAなんとか映画祭は、さいたま市宇宙劇場からスタート!


さいたま市宇宙劇場は大宮駅西口から徒歩5分、およそ1億個もの星が投映されるプラネタリウム。なんとこのプラネタリウムのスクリーンで映画が上映されるのです。


イベントは、まずはSAITAMAなんとか映画祭会長栗原俊明さんの挨拶から。スレンダーな長身&個性的なヘアスタイルは、一度お会いしたら忘れられません。「このコロナ禍の折、映画祭に足をお運び頂き誠にありがとうございます」栗原さんの胸には、こんな時だからこそ大宮を盛り上げよう!という熱い気持ちが渦巻いていると思われる挨拶でした。



そして映画「スパイダーマン:スパイダーバース」が始まりました。プラネタリウムの大きな曲面スクリーンの真ん中に、四角い映画用のスクリーンが現れました。まるで夜空にスクリーンが浮いているよう。ここはドライブインシアターなのか。いや違う、プラネタリウムだ。夜空に浮かぶスクリーンに映るのが、アメコミヒーローのスパイダーマンというギャップが愉快です。


「スパイダーマン:スパイダーバース」は第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作。革新的なアニメ表現が高く評価され、様々な映画賞を受賞。2022年には続編も公開される予定のようです。

星空に浮かぶスクリーンに、縦横無尽に躍動するスパイダーマン達。最近は自宅で映画を観る機会が増えましたが、やっぱり大画面で見る映画はワクワクして楽しいですね!


映画のあとは、漫画家の藤井龍二先生によるトークショー。MCは埼玉県出身の女優・マルチタレントの大野ひろみさん。藤井先生はさいたま市在住で、北沢楽天顕彰会理事。日食マニアで日食を追いかけ30年以上、世界中のあちこちで日食を観測。この日はオーストラリアの砂漠のど真ん中で観測した皆既日食の連続写真を披露してくれました。もちろん星や宇宙にも詳しく、さらには映画マニア、マーベル映画好き。この日のトークショーのゲストとして最高の人選と思いました。



藤井先生によると、多次元宇宙・マルチユニバースというのは、この映画の中だけの話ではなく、学者達が真面目に研究しているものだとか。藤井先生は東大の発表会を見に行ったこともあるそうです。宇宙のゆらぎ、泡、膨張、ブラックホール、ワームホールと話題は尽きません。さらにマーベル映画の解説も凄かった。マーベル映画とは、マーベルコミックを映画化したもので20作品以上あります。マーベル映画は全ての作品が同一の世界観で構成されていて、それぞれの作品が繋がっているんですって。マーベル映画が好きになったら、たいへんな沼にハマりそうですね。


トークショーのあとは藤井先生からのプレゼントコーナー。じゃんけん大会の勝者には、藤井先生の著書「まんがで読む星のギリシャ神話」(新版は2022年3月24日発売)が贈られました。さらに藤井先生が似顔絵を描いてくれるという驚きのプレゼントも。



でっかいスクリーンで面白い映画を見たあとに、マニアックな解説を聞くことができて、とっても満足。おまけにプレゼント企画もあるだなんて。この映画祭って、濃い。楽しいなぁ〜。



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