【2025年9月26日】『SUNRISE TO SUNSET』の上映とトークショー
- nantokaff
- 10 時間前
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殺人的な猛暑が過ぎ、ようやく秋らしい涼しさが戻ってきたと思ったら、まだまだ蒸し暑い残暑がつづく9月下旬。第5回SAITAMAなんとか映画祭が開催されました。今年は金曜から日曜まで3日間の開催です。
映画祭実行委員会会長:栗原俊明が開会を宣言。映画祭のスーバーバイザーを務める入江悠監督から「この映画祭から新しい才能が羽ばたくことを願っています」とのビデオメッセージをいただき、本日の招待作『SUNRISE TO SUNSET』の上映が始まりました。
茂木将監督のドキュメンタリー映画『SUNRISE TO SUNSET』は、今もリスペクトされ続ける伝説のロックバンドPay money To my Pain(以降PTP)の歩みとその影響力を、メンバーや関係者の証言をもとに検証。彼らの生きた時代、そしてその人生に深く斬り込んだファン必見の野心作です。
会場であるレイボックホールには、開場前から熱心なファンが詰めかけ、会場ロビーに設置された物販ブースで、Tシャツやキャップ、プログラムなど、公式グッズを買い求める姿が数多く見受けられました。
映画の中盤では、メンバーの中心的存在だったヴォーカルのKが2012年に亡くなり、その1年後に行われたライブで活動休止を発表。ドラムスのZAXは「Kがいなくなったことで、僕らだけでなくみんなも心にぽっかりと穴が空いてしまいました。1年たってもこの穴は埋まりません。でもこの穴がKなんです。僕は一生この穴を抱えたまま生きつづけます」と宣言。ここで上映会場からも鼻をすする音が多数聞こえました。映画の後半では、2020年に突如再結成されたPTPのライブ・パフォーマンスをノーカットで収録。爆音でのライブ映像は、場内を異常な熱気に包んで終映しました。
上映終了後、古川弘一さんの司会で茂木監督とプロデューサーの田中健太郎さんとのトークショーが開催。茂木監督の映画にかけた想いや裏話が語られ、映画にも登場していたタナケン(田中P)さんからは、製作秘話なのか脱線なのか分からない貴重なエピソードが続出。観客からの質問コーナーでは、映画を劇場で16回も観たという女性が登場。毎回違った印象になるので何度観てもあきないのだと、今も変わらないファンの熱量が伝わる充実したトークショーでした。最後に観客全員で「ありがとうございます」とゲストに感謝して、映画祭初日は無事終了いたしました。

















